SD療法について

2019年06月17日

当院が開院して2か月が過ぎました。お陰様で多くの方にご来院頂き誠にありがとうございます。
リハビリに来られる患者様からは当院に通院されている方からのご紹介で来られる方が多く励みになっております。

さて、本日は当院のリハビリテーション科で採用しているSD療法について説明をさせていただこうと思います。
聞きなじみのない言葉であると思いますが、SD療法とはSpine Dynamics(スパインダイナミクス)の略であり、全身の関節の中でも背骨を柔らかくするために行う治療法です。

背骨は、首の骨、胸の骨、腰の骨の小さな骨が多く積み重なりS字のようなカーブ(S字弯曲)を形成しています。

理想的な背骨とは、適度にS字弯曲を形成し、筋肉で柔軟性をもって制御する筋性支持(良い姿勢)の状態であり、主に若い人に当てはまります。

一方、加齢に伴い筋力が低下してくると、姿勢が悪くなります。 そして骨性支持(悪い姿勢)になり、背骨の柔らかさが無くなると更に筋に力が入りにくくなります。

この状態で日常生活や運動を行うと身体に大きな負担がかかり痛みになる場合があります。そのため背骨の柔軟性を元の正しい状態にすることが大切です。

 

背骨のS字弯曲が乱れると、手や足の筋肉に余計な力が加わります。この余計な力により関節の動きが悪くなり肩、肘、股関節、膝など様々な部位に痛みが生じてしまいます。

しかし、肩や膝などの痛みの原因が背骨にある、と考えることは不思議な感じがするかもしれません。

そこで木を例に挙げて考えてみると、木の葉の一部が病気になり変色したとします。
その原因を考えるとき、その葉だけに問題があり、それだけを切り取ったり、水をかけたりする事はありません。
なぜなら、葉が変色したのは葉だけの問題でなく、周囲の葉や枝、幹、根、ひいては土壌にまで原因があるからです。

これを身体で考えると、肩や膝や腰が痛いからといってその部位だけの問題でなく、背骨や骨盤の歪み、それらを引き起こしているであろう日常生活習慣(姿勢やストレス、体力低下等)にまで原因があるということです。

SD療法ではこのように原因を全体的な広い視点で捉えようとすることが大切であると言われています。

当院ではSD療法に従って背骨の柔軟性を改善させ痛みの原因に直接対処する治療や生活指導を提供していますので、気になる方はスタッフまでお声かけ下さい。

今後もスタッフ一同患者様に安心とご納得をいただける治療を提供できるよう精進して参りますので宜しくお願い致します。

 

理学療法士  魚田翔太