2022/12/27
「師走」という名の通り、気が付けば今年も終わりのカウントダウンが始まりました。
来年もスタッフ一同、皆様により良い医療が提供できるように努めてまいりますのでよろしくお願い致します。
さて当院ではMRI検査を行っております。
MRIは強い磁石の力で撮影を行いますので、検査を安全に行うためにいくつかの注意事項があります。
1.以下のものが体内に入っている場合はMRI検査ができません
- ペースメーカー
- 体内除細動装置
- 人工内耳(移植蝸牛刺激装置)
- 神経刺激装置
- 埋め込み型注入ポンプ
- 磁石による脱着式のインプラント(義眼・歯科インプラント)
- ステンレス製の動脈瘤ポンプ
- 磁石作動式脳室シャント
2.医師の判断が必要なもの(金属素材や挿入部位、手術時期等により検査可能か判断)
- 心臓人工弁
- 動脈瘤クリップ
- 人工関節、プレート、髄内釘、スクリュー
- 血管フィルター、ステント
- 歯科インプラント、歯科矯正
- 義眼
- 置き針、永久針等
- その他体内金属
3.患者様の同意が必要なもの
- 刺青(低温火傷や変色が検査終了後に発覚する可能性がありますので、同意を頂いてからの実施になります)
刺青やアートメイクには着色成分に水銀や酸化鉄などの金属成分が含まれている場合があり、この金属成分が電磁場に反応してしまうと、検査画像の乱れや、非常に稀ですが電流を生じて熱を持ち火傷になってしまう可能性があります。
(近年では、金属アレルギーを考慮して金属成分が使用されていないものが多いようです)
4.検査前に取り外していただく物
- 身に着けた金属(腕時計、髪留め、ヘアピン、アクセサリー類、眼鏡、コルセットなど)
- 金属のついている衣類(検査服用意しています)
- カラーコンタクトレンズ(種類によっては金属が含まれています)コンタクトレンズケースを持参していただくか、眼鏡での来院をお願いします
- 心臓の冠動脈の拡張薬ニトリダームTTS
アルミニウム箔を含むので添付中の方は予備を持参してください
- 禁煙薬ニコチネルTTS
アルミ蒸着ポリエステルを含むので剥がしてください
MRI検査前に不明な点がございましたら、必ず医師・看護師・診療放射線技師にご相談ください。
診療放射線技師 主任: 松村