2021/03/19
こんにちは、皆様如何お過ごしでしょうか?正月から3月までは行事が多く、あっという間に過ぎてしまうことを「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」といいますが、私もまさにその通りだと実感している今日この頃です。
さて、本日は当院で使用しているレッグエクステンションという機械の説明をします。
この機械では筋力測定も出来るので実際に私の筋力測定を行ってみましたのでそちらの結果もご覧下さい。
この機械は、椅子に深く腰掛けて座り膝を伸ばす筋肉に負荷をかけながら膝を曲げ伸ばしすることで、膝伸展筋力を鍛えます。
膝を伸ばす主な筋肉は大腿四頭筋といわれており、これは全身の筋肉の中で最も強くて大きい筋肉です。
そのため、膝伸展筋力は歩行能力と大きく関係があるとされています。
膝伸展筋力の測定は、特定の機器さえあれば容易に実施可能で、歩行能力や転倒リスクを反映するひとつの有用な指標になるといわれています。
そして当院でもこの機械を使って体重支持指数(Weight Bearing Index WBI)という自分の体重を支える足の力がどの程度あるのかを測定しています。
下の図が測定値の目安になります。
今回は実際にこの機械を使って私の筋力を測定してみました。
結果は右:0.64 左:0.69でした。
日常生活を問題なく行うためには0.6以上必要と言われています。
私の結果はぎりぎり0.6以上ではありましたが、最近運動不足の自覚があるので今後はしっかり身体を鍛えたいと思います。
ですが、皆様も感じたことがあるかもしれませんが、鍛えるといっても何をどの程度すれば
いいかわかりませんよね?
運動種目によって足に対する負担の大きさが異なるため、何も考えず運動するだけでは負荷が軽すぎて効果が無いことや、
逆に負荷が強すぎて身体を痛めてしまう可能性があります。
ひとつの目安として安全に歩行を行うには最低でもWBIで0.4以上が必要です。
0.4を下回っている場合は、下肢に負担がかかりにくい水中運動や、自転車漕ぎなどの軽めの負荷によるトレーニングがおすすめです。
ちなみに、ダッシュやジャンプなどのスポーツ動作を安全に行うためには0.8以上のWBIが必要と言われています。
ですから私の場合はいきなり激しい運動を始めると身体を痛める危険性があります。軽いジョギングやウォーキングなどを毎日少しずつ始めるところから実施したほうがいいでしょう。
ここで大切なことは毎日少しずつということです。
しかし、「毎日の継続」これがなかなか難しいですよね。
これからは私も頑張って毎日身体を動かすように意識して鍛えようと思います。皆様も一緒に頑張りましょう!!
WBIの測定は虚弱が疑われる患者さまや下肢疾患の患者さまを中心に測定を実施しています。
自身の身体がどのような状態にあるのか、どのようなトレーニングが適切なのかなど気になる事がありましたらぜひ当院にてご相談下さい。
理学療法士:魚田翔太