2021/07/21
こんにちは、理学療法士の福田です。
東京オリンピックが間近に迫ってきており、個人的には楽しみにしておりますが、コロナを不安に思われている方も多いことかと思います。
一旦落ち着いたかのように見えたコロナの新規感染者も、東京を中心にまた増えてきていますね。
広島は今でこそ落ち着いていますが、まだまだ不要不急の外出は控えたほうが良さそうです。
そしてそんな状況だからこそ、患者さんの声として、
「外出機会が減ってきていて、運動ができていない」
という声が非常に増えてきています。
理学療法士としてはそんな状況を非常に危惧しています。
というのも、運動習慣を作ることが健康にとって非常に重要なことだからです。
運動をすることのメリットとしては
・ストレスホルモンが消費され、セロトニン・ドーパミンなどが分泌される→ストレス解消につながる
・インスリン抵抗性が改善される→生活習慣病の予防・改善につながりやすい
・筋肉をしっかりと使うことで成長ホルモン・テストステロンが分泌される→筋肉がつきやすくなり、肥満の解消につながりやすい
などなど、挙げればキリがないほどメリットだらけです。
なので、理学療法士としてはしっかりと運動してほしいと考えています。
では、どういった運動をすれば良いのでしょうか?
これに関してはその人次第と言えます。
例えば、生活習慣病予防としては週3回以上、6000歩以上のウォーキングが効果的と言われています。
しかし、変形性関節症の方に対しては週5回以上、5000歩以上のウォーキングが効果的と言われています。
このように、症状に対して必要な運動量は変わってきますので、ご自身にどのような運動が適切なのかは、ぜひ当院の理学療法士にお尋ねください。
また、ウォーキングをするとコロナに感染してしまうのでは?と心配されている方もいらっしゃるかと思います。
その点に関してはご安心ください。
ウォーキングでは、ほとんどの場合感染しないと言われています。
もちろん、集団でワイワイと会話しながらのウォーキングは危険を伴いますが、ほとんどのシチュエーションでは感染のリスクは小さいと言われていますので、ぜひ外に出て運動していただきたいです。
それでも、外出するのは少し怖いという方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は生活の中で運動を取り入れていくことを考えてみてください。
例えば、
・買い物に行かれた時には階段を使うようにする
・椅子から立ち上がる時、余分に立ったり座ったりする
・料理の最中に、何度か踵上げをしてみる
といった具合に、いつもと違うことを少しずつ取り入れてみましょう。
普段と違うことをするようにすれば、筋肉に刺激が入りますので、何もしないよりかは筋肉に負担をかけることができます。
また、当院にもサーキットトレーニングとして、運動促進のための機械を取り入れています。
自宅での運動が難しく、体調がすぐれないという方は是非一度診察を受けて、文野先生にご相談ください。
長々と書き連ねましたが、何かわからないことがあれば、お気軽に理学療法士までお尋ねください。皆で運動していきましょう!
理学療法士:福田 翔馬